人生で一度きりの結婚式。大きなイベントだけに、きちんと準備をしているつもりでも、直前は忙しなくなってしまうものです。

ささやかではありますが、私も結婚式を挙げました。例外にもれず、やはりバタバタと忙しなかった記憶があります。

その中でも、全体から見れば小さなこだわりですが、招待状の宛名書きに気を配りました。

大切な人達に届ける結婚式の招待状。いつも見守ってくれて、助けてくれて有難う。感謝の気持ちを込めて、筆をとりました。

気持ちは文字にも出ますから、とても大切に思っています。勿論、見た目も気を遣いましたが、宛名は慎重に間違いないよう、何度もチェックしました。

名前や住所が漢字一文字でも違えば、とても失礼になります。文字のサイズが見やすいかどうかや、連名の場合の名前位置。招待状を書くにあたり、気を付けておきたいところだと思います。

普段、あまり手書きの文を送ることをしていない為に、戸惑うことも多くありました。

インターネットで調べてみるも、サイトによって書いてある正解が違っていたこともありました。けれど、受け取る人から見ても失礼のないよう、誠意が伝わりやすいよう、心がけました。

やはり、きちんとお出しできた、と思えるこちらの気持ちも、その日を迎えるにあたり、軽くなるものです。

結婚式当日、招待状をありがとう、と笑顔で言って頂けて、とても嬉しく思い、今でも心に残る素敵な一日となりました。

筆ペンで熨斗を書くのと招待状の宛名を書くのは違う

今から数年前、結婚が決まり、招待客に一人一人宛名を書いていきました。仕

事をしながらの準備でしたので、不規則な時間をやりくりしたり、休みの日にまとめたりして、名簿を作りました。

相手は、お付き合いをしている頃から、年賀状も私に代筆させるほどでしたので、招待状も当然のように私に丸投げでした。

筆ペンは、仕事で熨斗を書くことも多かったので扱いには慣れているつもりでしたが、住所や名前となると文字のバランスやまっすぐなっているかもかなり気になります。

「御中元」や「御礼」などとは違い、一人一人違った文字を書くので、間違えないようにかなり緊張しました。

私の方の招待状ですと、名前も見慣れていますので、顔を浮かべながら心を込めて書けますが、相手の方は、ちゃんと合っているのかさえ不安なままなんとか集中して書きました。

書いたものは、にじまないように少しずつずらして置くので、すぐに狭いテーブルが一杯になり、そのうちベッドの上にまで封筒が並ぶようになりました。

無事自分達の式が終わり、その後いただく招待状は、字に気持ちが込もっているものばかりで、当時を思い出します。

主人が招待されるものの中には、明らかに新郎が書いたと思われる力強い不器用な字の招待状もあり、それもまた、微笑ましいものです。