結婚式の招待状の宛名書きは大きく分けると「プロの筆耕に書いてもらう」もしくは「自分たちで書く」という二択に別れると思います。

プロの筆耕に書いてもらうメリットは、とにかく字が綺麗で見た目が良いということです。ただでさえ忙しい結婚式の準備期間です、宛名書きの手間が省けるという点も大きなポイントです。

デメリットは費用がかかるということでしょう。業者によって単価が異なりますが大体一通150円から200円前後が多いようです。単体で見るとそんなに高く感じませんが、招待客数が多ければ多いほど金額もかさみます。

結婚式場によっては提携している業者に依頼するのが一般的ですが、自分で安い業者を探すのも一つの手かもしれません。

一方、自分たちで書くメリットは何と言っても費用がかからない点です。

字を書くことが好きな人や字が綺麗な人にとっては何てことないのかも知れません。宛名が手書きの招待状は温かみがあり、自分のために一生懸命書いてくれたんだなという気持ちもゲストに伝わります。

デメリットは宛名書きの時間がいることと、あとは万が一失敗したときのために予備の招待状も用意する必要があるという点です。

その他、全て印刷をするパターンや、特別なゲストにはプロの筆耕に頼み、その他のゲストは自分たちで書くパターンもあります。予算や準備期間に応じて検討してみてください。

宛名書きをする際は下書きをしないので集中力が必要

2才年上の兄が私より早く結婚が決まった時、幼い頃からずっと習字を習い字を書くことが大好きだった私に、母と兄が結婚式の招待状の宛名書きをして欲しいと言ってきました。

正直、会社関係者や親族などに出すのに私の字でいいのだろうかと、任される大役に責任を感じ迷いました。

字は歳を重ねるにつれ趣きがでるもので、まだ24歳だった私には凛とした字が書けないのではと心配だったのです。

式まで時間もなく、迷いながらも引き受けることに、その日から使いやすい筆と濃い墨で練習する日々がはじまりました。

書き直しはもちろん出来ませんし、まっすぐに下書きなしで住所や氏名を仕上げていくので、集中力と緊張感をもち、美しく美しくと願いながら、一字一字書いていく必要があります。

上手く書ける日は、何通も進み、不思議と何度書いても納得いかない、そんな1日もありました。

お祝いに来て下さり有難うございますと思いながら、筆を進めたものです。

なんとか仕上がり、もう少し美しく書きたかった名前の方も何通かありましたが、いくら書いてもきりがなく、発送致しました。

その後自分の結婚式の時も書いたのですが、2回目とあって、少し慣れて書くスピードも速くなったように思いました。

封筒一枚に書く全ての字に納得できることは、難しいものです。

招待状の字を見て何人か私の字だと気付き、きれいに書いてらしたと言って下さった時は、お世辞かも知れませんが嬉しかったです。

宛名書きをしてから、前より一層、手紙を書く時など、心を込めて丁寧に書くようになりました。また、書きやすい筆やペンなどに出会うと、とても嬉しくなります。